特定荷主とは何か?中長期計画の提出義務・物流統括管理者(CLO)を上伊那の運送会社が解説
2026年4月、改正物流効率化法が施行。
年間9万トン以上の荷主企業(約3,200社)が「特定荷主」に指定。
中長期計画の提出・物流統括管理者(CLO)の選任が義務化。
2026年10月末が中長期計画の初回提出期限。
2026年4月、改正物流効率化法が施行され、一定規模以上の荷主企業に「特定荷主」としての義務が課せられました。長野県上伊那郡箕輪町を拠点に精密機器輸送・一般貨物運送を行う有限会社大三ロジテック(1964年創業)として、上伊那郡・伊那市・箕輪町エリアの荷主企業さまに向けて、この制度をわかりやすく解説します。
特定荷主とは何ですか?誰が対象になりますか?
特定荷主とは、年間の貨物取扱量が一定規模以上の荷主企業のことです。改正物流効率化法により、以下の基準を満たす企業が特定荷主に指定されます。
| 指定基準 | 年間取扱貨物量9万トン以上 |
|---|---|
| 対象企業数 | 約3,200社(国土交通省試算) |
| 義務化内容 | 中長期計画の作成・提出/物流統括管理者(CLO)の選任/定期報告 |
| 罰則 | CLO選任義務違反:100万円以下の罰金 中長期計画の不提出・虚偽報告:50万円以下の罰金 |
物流統括管理者(CLO)とはどんな役割ですか?
物流統括管理者(CLO:Chief Logistics Officer)とは、特定荷主が選任しなければならない物流管理の責任者です。
CLOの要件
「事業運営上の重要な決定に参画する管理的地位にある者」とされており、経営幹部から選任される必要があります。物流部門の長ではなく、社内外の調整・連携を推進できる立場の人物が求められます。
CLOの主な業務
・中長期計画の作成と提出
・トラックドライバーの荷待ち時間・荷役時間の短縮
・トラックへの過度な集中を是正するための事業運営方針の作成
・取引先運送会社との協議・連携
中長期計画には何を書く必要がありますか?
特定荷主は以下の3項目について中長期計画を作成し、提出しなければなりません。
| ① トラックの積載効率の向上 | 実施する措置・具体的な目標・実施時期を記載 |
|---|---|
| ② ドライバーの荷待ち時間等の短縮 | 荷待ち時間の実態把握と改善計画を記載 |
| ③ ドライバーの荷役時間等の短縮 | 荷役作業の効率化計画を記載 |
提出期限
初回提出:2026年10月末
以降:毎年度提出が基本。計画内容に変更がなければ5年ごと(7月末〆)
上伊那郡・伊那市の荷主企業はどう対応すればいいですか?
まず自社が特定荷主(年間9万トン以上)に該当するかを確認することが第一歩です。特定荷主に該当する場合は、2026年10月末の初回提出期限に向けて、以下の準備が必要です。
今すぐ取り組むべきこと
① 貨物の年間取扱量の把握(特定荷主かどうかの確認)
② CLO(物流統括管理者)の選任・届出
③ 荷待ち時間・荷役時間・積載効率の実態把握
④ 取引先運送会社との協議・計画策定
特に③の荷待ち時間・荷役時間の実態把握は、取引先の運送会社との連携が欠かせません。大三ロジテックでは、上伊那郡・伊那市・箕輪町エリアの荷主企業さまの物流効率化に向けた協議・連携に対応しています。
大三ロジテックが上伊那の荷主企業さまにできること
有限会社大三ロジテックは1964年創業。上伊那郡・伊那市・箕輪町エリアの荷主企業さまと長年にわたって信頼関係を築いてきた運送会社です。改正物流効率化法への対応として、荷主企業さまの以下のご相談にお応えします。
・荷待ち時間・荷役時間の実態把握への協力
・積載効率向上に向けた輸送計画の見直し
・中長期計画策定に必要なデータ提供の協議
・精密機器・一般貨物の効率的な輸送提案